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ミツバチのささやき

女子大学院生日記。カンボジアのこと,映画のこと,三線のこと,アートなこと,日々の徒然。

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王様の乗り移ったソピアップの話を聞いていると,現世は前世からの因縁で多くの部分が成り立っている。特に人間関係は,今の夫婦は前世からの夫婦だったり,きょうだいは親戚だったり。
私がボロン家ときょうだい同様の付き合いをしているのも,前世の因縁だというわけだ。

日本にも仏教思想として輪廻転生や前世の因縁という思想がある。
カンボジア社会にとってこの因縁の思想は人の絆や信頼関係を強化する役割があるのだろう。

ソピアップはこの家に来てから守護霊を見るようになったそうだ。
居候のソピアップとしてはこの家での地位を確保する意味を持ち,彼女をボロン家が助けることも正当化される。

王様の乗り移ったソピアップは私に

「あなたお金持ってるよねー。子供たちみんなを助けてやってね」

と言った。

“私とこの家族は前世からの因縁で親族なのだから,助けて当然だ”

という構図ができあがる。
こうして相互扶助が正当化され,強制される。

経済が発展し,保険や福祉が充実すると霊や神の出番も少なくなるだろう。この首都の真ん中で,こんなインテリ家族に幻想的な事柄が頻発するプノンペンは,まだまだそういった親族間の相互扶助機能が必要とされる社会だ,ということなのだろう。
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コメント
なるほど
いいような、悪いような…。ゆいまーる思想の生活への定着度合いを考えると、やはり沖縄はヤマトというより東南アジアに近いのかもしれませんね。
2006/07/14(金) 12:49:55 | |みかぞう #-[ 編集]
>みかぞうさん
そうなんですよね~。
沖縄に行くたびに、沖縄はヤマトより東南アジアに近いなぁとしょっちゅう感じます。

例えば「まぶい」が落ちるとか、タイにも同じような思想があるらしいです。

おもしろいですよね。
沖縄と東南アジア。
2006/07/14(金) 16:38:38 | |ana #-[ 編集]

霊は社会のみなが共有する「共同j幻想」ということでしょうかね。
2006/07/16(日) 00:56:13 | | #-[ 編集]
>名なしさん
信じる人がいると本当に存在するんですよ。きっと。不思議ですね。沖縄では、まぶいが本当に落ちちゃうんでしょうね。
2006/07/17(月) 15:50:48 | |ana #-[ 編集]
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